140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
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夕方になって、学校の終わった葉月を連れてお母さんが見舞いに来てくれた。


「なんだよ姉ちゃんその頭!わはははっ!ダッセェの!」

「こら葉月!お姉ちゃんずっと意識なかったんだから。だけど本当にどうしたの…」


「あたしにもよくわかんないんだよ、お母さん。葉月、来てくれてありがとうね」

「え、姉ちゃん頭打ってねえ?なんかキモいんですけど」


「打ってないよ、また葉月に会えてうれしいなって思って」

「え?ええー?まじどうしちゃったんだよ、まじキモい、まじウザい」


「…お母さんが言うのも変だけど、弥生、いつもだったら「うっさい死ね!」って言うとこじゃない?やっぱりちゃんと検査してもらわないと…」

「大丈夫だよ。死ねとかもう言わないことにしただけ」


あたしの変わりように、葉月とお母さんが困惑気味でおもしろい。
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