140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

恐々ページを開くと、あたしたちのいたエリアとは違う場所の話だった。

だけど、そんな話がいくつもあって。


信じられない気もしたけど、あの状況であと数日、なにも食べるものがなかったら?

そう考えると、どうしても否定できない気もしてしまう。

そしてもしそうだったとしても、そのことを責めたり、気味悪がったりは、できない。


たとえ人殺しでも、人喰いでも、現代の私たちがそれをどうこう言える権利なんかないから。

それに少なくともあたしは…

身をもってあの時代を知ってしまったから。
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