140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

気を取り直して検索を続けた。


だけど、読めば読むほど目を覆いたくなるような結末ばかりで、援軍が来て逆転したとか、補給物資が届いたみたいな話はなくって。


それどころか真逆で、向かっていた補給船が撃沈とか、そのあとはまるで見捨てられたように追加の補給も援軍も途絶えていた。


その頃にはもう敗戦前の秒読みで、本土決戦!とか一億総玉砕!なんて時代に突入しちゃっていて、見捨てたくなくても日本から遠く離れた島にはとても気を配る余裕がなかったんだと思う。

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