140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

250㎞信じて歩いて、目前で拒否られるって、どんな気持ちだろう……


悲しみかな?

怒りかも。

でも、向こうも必死で戦ってるわけだから、ぶつけようがない悔しさかも。


とにかく、75年前の今日より先には、あたしが見たのよりも酷い、本当の地獄しかないってことだけがわかった。


このまま歩いても、昇さんはサルミに辿り着けない。

あたしが向こうにまた行くことができたら、このことを伝えなきゃ。


ううん、行って、伝えなきゃ!
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