140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
**

学校に着いたら、玲奈がラグビー選手みたいに飛びついてきた。


「やよぉ!!心配したんだよ!もう!やっと会えたぁ!どしたのその髪?なんか検査とか?」

「あはは、まあそんなとこ。ごめんね、もう大丈夫だから」


玲奈の頭をサラリと撫でて、令和の女子力の高さを再確認。

あたしの頭はいま、そういうのじゃないからね。


「古賀、とうとう男になったのかと思ったぜ」

「転校生を紹介しまーす」

「僕、古賀生男です!」

「はぁ!何言ってんの!」

「ははは」
< 381 / 481 >

この作品をシェア

pagetop