140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

チラリと、晶を見る。

今日は車で送ってもらったから、朝は晶に会わなかったんだ。

こっちを向いた晶と、目が合った。

え、こっち来る?


「ホラ、王子様のおでまし」

「違うでしょ」

「弥生、ちょっといいか」

「あっ、うん」


真顔で、何だろう。

玲奈が変なこというから、なんか身構えてしまうよ……
< 383 / 481 >

この作品をシェア

pagetop