140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

まるでどこかに遊びにでも行ったと言いたいのか、晶の顔に笑顔はなかった。


疑われて腹が立つ。

言い返してやりたい。

あたしがどんなところにいたか。

どんな思いをしたか。


みんなが、どんな思いで逝ったか。


そして今も、75年前の今頃も、苦しい思いで歩き続けてる人たちがいるんだって、言ってやりたい。

でも、それはできない。

悔しさがこみあげて、涙になる。

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