140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

あたしは、晶の言葉のままに頼るように、起こったことを打ち明けた。

ひとりで抱えるには、ちょっと重すぎたから。

誰かに聞いて欲しいって、思ってたから。

晶は、ただ、黙って聞いてくれて、警察へも掛け合うと言ってくれた。



「サルミに、行こうとしてるんだろ?」


待って。

変。

あたし、晶にタイムスリップの話はしたけど、サルミなんて言っていないし、これから何しようとしているかなんて話していない。

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