140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
**
晶の部屋は2階。
おじいちゃんは1階。
降りて行ったら、部屋にはいなくて、陽の当たる縁側に出て、ゆらゆらと体を揺すっていた。
おじいちゃんおじいちゃんと言っているけど、実際にはひいおじいちゃんだ。
かなりヨボヨボな感じで、本当に話が聞けるのかと心配になる。
「あの……」
「あ、ああ、ああ。よーぐ来だなぁ」
「えっと」
「ささ、入れ、すぐに茶をいれさせっがら」
なにか、まるで誰かと勘違いしてるみたいな丁重な歓迎を受けて、面食らう。
おじいちゃん、誰が来たと思ってるんだろう?
晶の部屋は2階。
おじいちゃんは1階。
降りて行ったら、部屋にはいなくて、陽の当たる縁側に出て、ゆらゆらと体を揺すっていた。
おじいちゃんおじいちゃんと言っているけど、実際にはひいおじいちゃんだ。
かなりヨボヨボな感じで、本当に話が聞けるのかと心配になる。
「あの……」
「あ、ああ、ああ。よーぐ来だなぁ」
「えっと」
「ささ、入れ、すぐに茶をいれさせっがら」
なにか、まるで誰かと勘違いしてるみたいな丁重な歓迎を受けて、面食らう。
おじいちゃん、誰が来たと思ってるんだろう?