140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「近っ!」

「よかったぁ、大丈夫かよ弥生」

「やよ~っ!もう、急に倒れるからびっくりしたよ~」



体が重い…っていうか痛い。

倒れた時にあちこちぶつけたみたい。



「あいたた…、ありがとう、大丈夫だよ。えへへ、なんかこういうの恥ずかしいね」

「恥ずかしくなんかないよ、とにかく良かった」

「帰ったら絶対に病院行きなよね。やよ、あれじゃない?ダイエット」

「えー、そこまで無理してないよ」

「ならいいけど。やよはそのままで可愛いんだから、無茶ダメだよ?」

「可愛いは別として。ありがと、心配してくれて。大丈夫だよ」


玲奈がバナナダイエットのことを気にして、心配そうな顔であたしを気遣ってくれる。

たぶん、そういうのじゃないと思うんだけど…
< 40 / 481 >

この作品をシェア

pagetop