140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「本当に大丈夫?なんもない?」

「え?あ、うん、大丈夫」



けど、そんな玲奈よりもっと心配そうというか、なんか血相変えて、みたいな表現がしっくりくるような顔の晶。


大汗をかくような暑さじゃないのに、髪の生え際に大粒の汗を滲ませて覗き込まれるの、ちょっと大げさすぎて焦る。


いつもアレ危ないコレ危ないって、親みたいなこと言うのは知ってたけど、晶ってこんなに心配性だったかな…

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