140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
あたしが飛んだ地点は今さっきまで空襲に遭っていたようだった。
あちこちから空に煙が昇っているのが見える。
少し歩くごとにゲニムから歩いてきたであろう人たちが斃れていた。
考えたくなかったけど、昇さんじゃないことを確かめるためにひとりひとり、顔を見て回った。
調べて、どんなところかわかっていたはずなのに、実際の現場は言葉なんかで言い尽くせるようなものじゃなかった。
最悪すぎて、気が遠くなりそう。