140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
**
文字通り、いくつもの屍を超えて、あたしは歩き続けた。
途中、銃弾を受けて頭から血を流している人がいた。
近くに銃を持ったアメリカ軍がいるのかもしれないと思って、すごく怖かった。
もちろん今だって怖い。
それでも進むんだ。
明るいうちに、出来るだけ前へ行かなきゃ。
サルミの方角に、陽が傾いてる。
そっか。
赤道より南にある島は、北を通って西に沈むんだ……
赤くなる空にタイムリミットを感じて、足が止まる。
文字通り、いくつもの屍を超えて、あたしは歩き続けた。
途中、銃弾を受けて頭から血を流している人がいた。
近くに銃を持ったアメリカ軍がいるのかもしれないと思って、すごく怖かった。
もちろん今だって怖い。
それでも進むんだ。
明るいうちに、出来るだけ前へ行かなきゃ。
サルミの方角に、陽が傾いてる。
そっか。
赤道より南にある島は、北を通って西に沈むんだ……
赤くなる空にタイムリミットを感じて、足が止まる。