140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

進む理由がなくても、生きる意味がなくても、お腹は減る。


太陽が真上にきて、あたしはリュックからチョコクッキーを取り出し、噛り付いた。


昇さんと食べようと思って持ってきたけど、ちまちま食べる理由もない。

そう思って、サクサクとやけ食いみたいに何枚も食べた。




「弥生?」



え?
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