140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

ピっ


あたしはアルバムのゴミ箱にその画像を放り込んだ。


でも…

「人魚」だなんて言われたり、砂を掴んだ感覚はすごくリアルだった。


あたしは自分の手の平をじっと見つめて、意味もなくグーにしたりパーにしたりしてみた。


ふと、髪をかき上げたらさらさらと何かがこぼれ落ちる。

医務室のベッドの上に、白い砂が散らばった。



え…まさかね…………
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