140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

全然体調良さそうだったし夜は敵襲もほとんどないから、って、きっとあたしが来たことで歴史が変わって、昇さんは死なないんだと思ってた。


これで死んじゃうってことなの?

嘘だよね?

毒のないヘビのほうが、多いって言うし!


「具合、どう?」

「傷口は少し痛むが、とりあえずなんともなさそうだ。心配かけたな」

「よかったぁ」


心なしか顔色が悪そうな気がしないでもないけど、夜だからそう見えるのかな。

びっくりしたけど、ホッとした。
< 443 / 481 >

この作品をシェア

pagetop