140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「へえ、トランプのハートみたい…だな」

「……ハート、知ってるんだ」

「…………知って…る」

「え?」


昇さんが知っているのはトランプだけなのか、ハートの意味もなのか、その言葉からはわからなかった。


だけど、昇さんの言葉はそこで途切れた。
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