140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
「おい、見ろ、火が点いてる。眠っているのか?」
「いや、死んでるな」
「そうか…ここまで来たのにな。何か名前のわかるものはあるか」
あ……
火を消さないで来てしまったせいで、気付かれてしまった。
この人たちが、晶の家にカメラを届けてくれるのかな…
ついさっきまであたしもそこにいたのに、今はもうまるでテレビでも見ているみたいにその様子を見てた。
すごく……昇さんを遠く感じる。