140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
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雨の中、ふらふらと歩きだす。
夜目が効いてくると、月と星の明かりだけでも進めるものだな、と思った。
なぜだか、疲れる気がしない。
そりゃそうか。
あたしは令和で健康を取り戻した体でたった1日、歩いただけなんだから。
すごくすごく、長かった気がしたのに、ここへ来て1日とちょっとしか経ってない。
半分以上の時間を、鼻がおかしくなりそうな異臭の中での死体確認に費やした。
昇さんと過ごせたのは、最後の数時間だけ。
雨の中、ふらふらと歩きだす。
夜目が効いてくると、月と星の明かりだけでも進めるものだな、と思った。
なぜだか、疲れる気がしない。
そりゃそうか。
あたしは令和で健康を取り戻した体でたった1日、歩いただけなんだから。
すごくすごく、長かった気がしたのに、ここへ来て1日とちょっとしか経ってない。
半分以上の時間を、鼻がおかしくなりそうな異臭の中での死体確認に費やした。
昇さんと過ごせたのは、最後の数時間だけ。