140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

5 日常をきみと

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全身が酷く冷たくて、鈍く痛む。

喉が痛い。


「ごほっ、ごほっ」

「弥生……おかえり」

「晶……」


気がついたら、あたしは焼け焦げたゼロポイントを臨む小さな東屋の下にいた。

晶の、膝で目が覚めた。

あたしは向こうの時代でふた晩を過ごしたはず。

その間ずっと、ここにいてくれたってこと?

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