140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「弥生、大人になったら、南十字星を見に、あの島へ行こう」

「うん。必ずね」


昇さんだったきみが仲間たちと眠る、あの島へ……


そしてあたしは名誉なんて必要のない、この平和でつまらない、別段キラキラしないありふれた日常を、「普通」のきみと歩いていきたい。

あたしたちが大人になっても、ひいおじいちゃんくらい歳をとっても、ずっと、ずっと――





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