140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「あれ…これハマグリだ。持って帰れないよ」

「え?そうなの?なんで?」


晶が、あたしの収穫した貝を見て残念そうに苦笑いした。


「ハマグリは半養殖っていうか、数が少なくなっちゃって漁師さんたちが管理してるんだよ。あ、ほら、あっちにはハマグリ禁止の看板もあるよ」

「えー、そうなんだ。せっかく大きいの獲れたと思ったのに」

「ねーちゃんざまぁー!」

「本当ムカつく!死ね!」

「ほらほら、そんなこと言わない」

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