140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

そういうことなら仕方ない、とツヤツヤのハマグリを砂に戻すことにした。

獲れた貝が一気に半分くらいに減ってしまったから、また掘らなきゃ。


「あ、なんかかわいい」

「お」

「すげー!動いてる!」


ため息をついて下を向いたら、砂に戻した貝が自力で潜っていた。

ゆっくりだけど、もぞもぞ動いて少しずつ砂に隠れていく。


こんな姿だけど、やっぱり生き物なんだぁ。

ちょっと感動かも。

でも、こういうの見てしまうと、かわいそうで食べられなくなりそうだ…。


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