140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

カシャっ


あっ、また!


「やだもう撮んないで、ホント無理だから」

「…………」

「なによ?」


撮ったあと、いつもなら写真を確認して満足げに笑うのに、晶がやけに真顔で液晶画面を見つめていた。


眉間にしわが寄って、眉がいつもより凛々しい。

まつ毛、意外と長いんだ…
って、なに見てるのあたし!


「弥生、あんま離れんなよ」
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