140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

口の中の気持ち悪さをなんとか牛乳で流す。

まだ二口しか食べてないけれど、あたしはキッチン脇の生ゴミカゴにバナナを放り込んだ。


「ねーちゃんもったいねー」

「うっさい。じゃ葉月が食べなよ」

「捨てたやつなんかいんねーよバーカ」


この生意気なヤツは弟。

まだ小6のくせに、あたしより背が高いのがムカツク。


「だいたいさー、ねーちゃん痩せたって一緒にプール行く相手とかいねーじゃん」

「うっさい死ねっ!」


 余計なお世話!

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