140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「え?」


不意打ちとはこのことで。

あたしの心臓がビクンと飛び跳ねる。


再び貝を探し始めた葉月が後ろを向いたのと同時に、晶がいきなり低い声で耳打ちしてきた。


不覚にも、その声にドキドキが止まらない。


え?
何?

なんでこんなヤツにドキドキしてるんだろ…

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