140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
再会は戦渦

1 信じられない出来事

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そこは、さっきまで見ていた海ではなかった。


一体どうしたの?


海は?
貝は?


ここは湖?沼?水辺には違いないけど、とにかくさっきまでと違う場所。



この花。
知ってる。

ブーゲンビリアだ。

トゲトゲで長くしなる枝先の、濃いピンクが眩しい。


それに、この香り…

女子力高めの柔軟剤みたいな甘い香りがして辺りを見回すと、白と黄色のグラデが綺麗なプルメリアが頭上で咲いていた。


それだけじゃなくて、さっきまでより暑い。

要するに、すごく……南国っぽい。


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