140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

…校外学習のときの不思議な画像と、リアルな砂浜を思い出す。

あの時も飛行機が飛んでいたし、男の人も軍服みたいなのを着ていた。

夢だと思おうとしたけど、あたしの髪から落ちた砂…あれはやっぱり…



肌にはり付くみたいな暑さ、いかにも南国ですという雰囲気の木や花、そして青い…はずの空に立ち込める黒い煙。


遠くで、騒がしい声がする。


普通じゃない!
絶対おかしい!


これ、知っている中でいったら、間違いなく!

戦争だ!


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