140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
戦闘機、爆撃音、その隙間に聞こえる騒がしい叫び声…
つまり、映画の、爆撃シーンのそれだった。
理解したくない現状を理解してしまった頭が、あたしの体をガタガタと震えさせる。
逃げなきゃ。
ここから逃げなきゃ!
ここから、どこへ?
ていうか、ここがどこなの?
足がすくんで動かない。
殺されてしまうかもしれないのに、一歩も動けない。
どうか夢であって!
今すぐ目覚めて!