140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

怒鳴りつけられて、一瞬、もう本当に殺されるかと思った。


でも、いま、「死にたいのか!」って言ったよね?


もしかして、助けてくれたの?




顔を見たいけど、まだ組み敷かれたみたいに覆い被されたまま。


声も、震えてうまく出せない。


「あ…、あり…」

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