140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「ううむ…怪しいな。顔と言葉は日本人だが、その赤い髪といい格好といい、西洋人みたいじゃないか…まさか敵国の人間じゃないだろうな」


おかしな格好でおかしなことを言うあたしを警戒しだしたのか、男の人が険しい顔つきになった。


待って待って!
あたし、ただの女子中学生ですからっ!


「あっ、違います!信じてもらえないかもしれないけど、まだあたしも信じられないんですけど、あのっ、タイムスリップって、わかりますか?」

「この状況で女子が軍人を前に敵性語とは、いい度胸だな」

「適正後?なんですかそれ?」

「敵性語を知らんのか?本当にどうなってるんだ…貴様、何者だ?」



タイムスリップ、わからないか。
んー…
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