1から10までの法則
「ゲン…あたしは誰とも付き合わない。言ったでしょう?」
ゲンがあたしの手を握る。
力強く、そして撫でる様に。
「あたしは……ふっ…」
またゲンの唇に塞がれた。
ゲンの舌があたしの中に入ってきて、あたしの舌と絡まる。
ゲンの手がゆっくり背中に回る。
「すげぇ、好き。初めて会ってから…お前に惹かれてた。ほっとけない位の何かを背負ってる、そんなお前の支えになりてぇ。」
ゲンがハッキリとした口調で言った。