1から10までの法則


あたしは、携帯を取りだしコースターに書かれた携帯の番号を押した。


「もしもし?めぐだけど…。」


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「嬉しいよ、連絡もらえて。」


満面の笑みを見せる達也が目の前に座っている。


あたしは、達也と駅前の喫茶店で待ち合わせをして席に着いた。


「達也…」


何も変わらない。
むしろ、少し大人びた雰囲気さえ感じる。









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