クールな君はSすぎて?!
「っ……?!」


と、そこには見たことも無い程のイケメンが私の目を捉えていた


あまりの綺麗さに目を奪われ、思わず声失った
これが釘付けになるって言うことなんだろうな。

ウェーブのかかった黒髪に切れ長の目
モデル負けの抜群なスタイルがより一層かっこよ差を引き出している


「なぁ、聞いてる?」


その声ではっと我に返る


「あ!は、はい…」

緊張して上手く喋れない。どうしてだろう
いつもならもっと喋れるのにな…

「なら、俺と一緒に行く?学校。早く行かねぇと入学式始まるまでもうあと35分しかねぇし。」


──ん?


今なんて言った?!


『俺と一緒に行く? 』?!


なんて優しい人なんだ…。
あ。よく見てみれば同じ制服だ。
入学式の始まる時間を気にするぐらいだから私と同じ1年生なんだろうか


……ってはっ!そうじゃなくて!



「うん!行く!」


そう答えるとその人はどこか可笑しそうに少し微笑んだ

──ドクン

どうしてだろう。会ったばかりなのにこんなに胸がときめくのは──
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