再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
ようやく帰り着いたマンション。
菜莉に会いたくて、速足で歩いて、ようやくマンションの扉開けたのに…

菜莉いねぇ?
なんで?

夕ご飯の下準備してたのか、和食のいい匂い漂ってるし。
さすが、出張帰りは和食用意してくれてんだな。菜莉。

と思いつつもあわててスマホ見たら…

『ごめんなさい。妹来たからいったん家戻ります。』

妹?そんなんいたのか…

よく考えたら菜莉の家族のこと全然知らねぇな。
菜莉も知らねぇか。俺のこと。

けど、高校の時からうちはよく来てたから、親父とおふくろにも会ったことはあるはず。あ、兄貴は知らねぇか…。

とりあえず、荷物置いて、菜莉の部屋まであくび出そうになりながら向かった。

ピンポーン♪

インターホンとともにでてきた菜莉。

「あ、先輩。おかえりなさい。」

1週間ぶりの菜莉のはにかんだ笑顔見て、抱きしめたくなるけど、妹がうしろにいるんだろうと思って抑える。

「ただいま。荷物置いて来た。」

「はい。」

そしたら後ろから妹らしき女がぬっと顔を出した。

「おねぇちゃん。誰?」

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