再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~


結局、なぜか、菜莉は

「今日は紗莉いるから自分家で寝ます。また明日紗莉帰ったらこっち来ますね。」

ってあっさり言って、紗莉と楽しそうに家に戻って行ってしまった。

紗莉は帰り際、俺を見てアッカンベーをしやがった。
くっそ。あのじゃじゃ馬娘!!

まぁそれでも俺は時差ボケもあったからか、日曜日は昼くらいまで眠りこけてしまい…

結局、昼過ぎに、菜莉がベッドにすべりこんできて、菜莉のキスで起こされた。

「先輩。起きてください。」

不意打ちのそのキスは甘すぎて、うれしすぎて俺は当然そのまま菜莉を襲う。

「菜莉。死にそう。」

「え?時差ボケ?それとも風邪でもひいたんですか?」

菜莉の心配そうな顔を見て、もっといじめたくなった。

「風邪かも。しんどい…」

「え?マジですか?病院いかないと!」

菜莉がガバッと起き上がった。

けど、俺は、ぐいっと菜莉を引き寄せて、抱きしめて、キスをした。

「せ、先輩?」

「菜莉にうつっちゃうよ。どうしよ?」

思いっきり舌をからめる。
菜莉はそれに応えながら、うーん…と声を出しはじめて…

「うつっちゃったら先輩なおるからいいかも。」

といいながらもやめない菜莉。

「じゃぁ思いっきりうつしてやるから覚悟しろよ。」

俺はそういうと菜莉を下に組み敷いた。



< 113 / 262 >

この作品をシェア

pagetop