再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~

昔よく聞いた耳に心地よく響くそのボイスは、わたしの考えが間違ってなかったことを示す。

「先輩…」

そして、最悪の事態を想像した。

もしかして…新しい営業マンっていうのは…

今日やってくるホープっていうのは…

絶望の淵に落とされそうになりながら、
わたしは…急いでその場から逃げるように走って備品室を後にした。


最悪!
マジで最悪のサイッテー!!

なんで、先輩なのよ!
よりによってなんでわたしと同じ部署に!

しかも朝から…
あんな現場…

あれって…秘書課の…望月(もちづき)さんだったよね?
常務の愛人って噂の…


何やってんのよ…
朝から…


もう!やだ!


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