再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「ってことで…俺には菜莉ちゃんしかいません…いこ。」

そう言って俺は菜莉の手を取った。
たぶんかなり顔赤くなってたはず…

菜莉も…また真っ赤になった。

いちいちしぐさかわいすぎる…


そして…そのまま車で買い出し。
菜莉の部屋着と、メイク道具や化粧品のスペアと…
ちょっとばかし仕事に着て行けそうな服と…
あと、スニーカーと…

全部オレが出してやった。
だって俺ん家用だし。

最後に晩ご飯の買い出しして…家に戻ったら、もう8時だった。

菜莉は簡単にパスタ作るっていうから、俺も手伝う。

実のところ、俺は料理はできる。
パスタはよくつくるし…

「え?先輩…料理男子だったんですか?」

菜莉が俺の手つきにビックリしてる。

「まあな。好きなもんしか作んねーけど。」

「へえ…先輩ならうまそう。」

「あたりまえだ。俺がやったらなんでも一流なの。」

「そうでした。」

そしてふっと笑う。

で、2人でうまいパスタ食べて…
食べる前に回してた洗濯干して…

オレがニューヨークで焼いてたDVD見ながら、ふと気になった。

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