再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
そして…昼ごはん…麻美が誘うのでポパイに行った。
なんか話しあるのかな?
まぁわたしの方も…言っとかなきゃ…なんないことはやまほどあるわけだけども…

行ってみたら、麻美が落胆してる…
なんだろ?

「麻美?なにがあったの?」

「わたしふられちゃった…」

「え?」

「上條さんに…告ったっていうか…」

「えっ?!いつのまに?」

そういえば金曜日…2課、飲み会って言ってたような…

「飲み会で隣りの席ゲットしてさ…わたし的にはもう1回でもいいからって感じで迫ったんだけど…」

1回…?!って…!

「社内はいかない主義だって…。本気になられたらやだからねってサラッと言われて…家にだけ送ってもらってサヨナラ…」

マジすか…

「はぁ~~。
それでもさぁ。好きなんだよね。わたし。もうダメだわ~。完全にやられてる。」

両手で顔を覆ってため息…

「麻美…」

麻美見てるとほんとに上條さんのこと好きなんだなって…思う…

「好き…なんだね。」

「うん。そうみたい…」

結局、こんな参ってる麻美に先輩とのことは言えずにその日は終了してしまった。

わたしも…
先輩のことは…
好き…

それはもう認めるしかない…

けど…この週末のこの関係…

一度壊れてるわたしたちが…また再び…

うまくいくんだろうか?

また…あの時みたいに…ならない?

先輩…

けど…好き…
その想いだけは…誰にも負けない。

< 96 / 262 >

この作品をシェア

pagetop