再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
◇
「松嶋さん。この前のDVDのつづきだけどさあ…」
「ごめん。」
ある日の昼休み、斉田くんが海外事業部にやってきた。
斉田くんの言葉をさえぎったものだから斉田くんがちょっと戸惑った顔をしてる。
「あの…まだ見てなくって…」
「え?そうなの?」
「うん。ごめんね。」
先輩が斉田とつきあうなって言ったから…
あいまいににごした。
ほんとは
「カレシできたから。」
って言った方がよかったんだろうか?
けどカレシなのかどうかもよくわかんないし…
「そっか。じゃぁまた見たらでいいよ。」
斉田くんはちょっとがっかりした風に去っていった。
はぁ…
「ねぇ。菜莉?なにかあった?」
前でお弁当を食べていた麻美がわたしを見てる。
「え?」
「なにかあったって書いてあるよ。顔に。久世さんと。」
「ちょっ!」
この間は麻美が振られたって言ってたから言いそびれていたけれど、麻美にはやっぱりちゃんと言っておきたい。
けど、ここじゃぁね…
「またあとでね。」
「じゃぁ今日飲み決定ね。」
「はいはい。」
「松嶋さん。この前のDVDのつづきだけどさあ…」
「ごめん。」
ある日の昼休み、斉田くんが海外事業部にやってきた。
斉田くんの言葉をさえぎったものだから斉田くんがちょっと戸惑った顔をしてる。
「あの…まだ見てなくって…」
「え?そうなの?」
「うん。ごめんね。」
先輩が斉田とつきあうなって言ったから…
あいまいににごした。
ほんとは
「カレシできたから。」
って言った方がよかったんだろうか?
けどカレシなのかどうかもよくわかんないし…
「そっか。じゃぁまた見たらでいいよ。」
斉田くんはちょっとがっかりした風に去っていった。
はぁ…
「ねぇ。菜莉?なにかあった?」
前でお弁当を食べていた麻美がわたしを見てる。
「え?」
「なにかあったって書いてあるよ。顔に。久世さんと。」
「ちょっ!」
この間は麻美が振られたって言ってたから言いそびれていたけれど、麻美にはやっぱりちゃんと言っておきたい。
けど、ここじゃぁね…
「またあとでね。」
「じゃぁ今日飲み決定ね。」
「はいはい。」