再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~


「へぇ…元サヤってやつ?」

結局飲みにやってきた。

「って言っていいのかよくわかんなくて…」

麻美は結構和風が好きで、揚げ出し豆腐と焼き魚を注文し、最初のビールはやめにして日本酒チビチビ呑んでいる。

わたしも今日は揚げ出し豆腐だ。

イタリアンは好きだけど、そりゃ日本人だし、こういうのも食べる。

「で?どうだったの?久々のエッチ。」

「へ?」

な、何を言い出すのよ!麻美ってば!

「よかったって顔してる。」

麻美がくすくすと笑った。

「まぁ久世さんなら百戦錬磨っぽいし。菜莉のことしか目に入ってなさそうだし、すっごいことやってくれそうだけどね。」

麻美は実のところは元ヤンで、さらに大学までは結構遊んでたらしい。
自分で言ってたんだからそうなんだろう。

けど、社会人になって大成来て、上條さんに会ってすべてがぶっとんだらしい。
もうほかの男なんてどうでもよくなったんだって言っていた。

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