天然美女との過ごし方(仮)
俺は目を見開いた

驚いたのはきっと俺だけじゃない

悲鳴をあげてるやつらもいた

『お……おい桜ちゃんの体育着……』

『俺とりあえず保健室連れてくから』

風は桜ちゃんのお腹部分が真っ赤に染まった体育着をみて固まっていた

そんなことより止血しねーとって思って保健室へと急いだ

『先生!こいつ出血してるみたいなんだ!体育で走ってる時に急に倒れて』

『え?!あ、この子陽向さんね』

そう先生は言いながらガーゼやら消毒やら慌ただしく処置をしていた

俺はそんな先生の姿よりも桜ちゃんの身体が目に焼き付いて離れなかった

『なんだよ……これ……』

身体中にアザや傷があってどの傷も深そうだった

『虐待だと思うわ』

そう先生は言った

『先生知ってたの?』

『確信はなかったわ。証拠もなかったし。でもたまにガーゼをもらいにくるのよ、でも場所は教えてくれなくて』

『いつからこんな……』

空はこれを知ってたのか?

桜ちゃんはずっと耐えてたのか?

もう考えても考えてもぐるぐるしてさすがの俺もパンク寸前だった


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