天然美女との過ごし方(仮)
『……ただいま』

そんなか細い桜ちゃんの声を聞いて数秒後
ものすごい物音が響き渡っていた

こんな音してて近所の奴らも気づかねーのか?って疑問に思ったくらいだ

そんなことより俺は思いっきりドアを開けて
『桜ちゃん!』
そう叫び桜ちゃんを探した


すると苦しそうな声を出して耐えている桜ちゃんが横たわっていて見た目は優しそうな男の人……恐らく桜ちゃんのおとうさんが立っていた

『なんだお前たちは!!!』

お父さんは声を荒らげる

『……た……ぃよ……く……ん?』

『大丈夫か、桜ちゃん』

『……な……んで……いる……の』

『もう大丈夫だから。空!救急車と警察呼んで空は外にいて!』

『わかった!』

『……そら……ちゃ……んも……ぃる』

『お前たち勝手に入ってきて不法侵入だからな!』

お父さん……いやおっさんがまだ騒いでる

『おっさんこそこれ証拠ね、虐待の』

そう言ってさっき撮ったふりしたスマホをチラつかせる

『……くっ!』

そんなこんなしてるうちに救急車と警察がきた

『空、俺警察の事情聴取行ってくるからお前は救急車乗って桜ちゃんについてってあげろ』

『わかった、太陽気をつけてね』

『おう。』

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