天然美女との過ごし方(仮)
感謝

桜side

あんまり覚えてないのが申し訳ないんだけど驚いたのは覚えてる

またいつもの様に始まった……
だから痛いって感情を抑えよう、いつものように

そう思っていたら
何故か太陽くんと空ちゃんがいるんだもん

そこからの記憶はない

目を覚ましたのは病院

空ちゃんが涙を流して喜んでいた

『さくらぁぁぁぁごめんね』

そう泣き叫んでいたけど空ちゃんは何も悪くない

『空ちゃん笑った顔が好き』

酸素マスクがついていて喋りにくかったけど頑張ってそう伝えた

『……太陽くんは?』

『まだ警察、あと海斗さんも』

空ちゃんとはほんとに仲良くしてるからお兄ちゃんのことも知ってる

『なんかみんなに迷惑かけちゃった』

『桜が生きてればそれでいいの』

『ありがと』

そんな話をしてると空ちゃんのパパさんとママさんが病室に入ってきた

『桜ちゃん!大丈夫かい?!』

パパさんはもうパニック状態

ママさんは涙ぐんでいた

何回も遊びに行ったこともあったし私のママと空ちゃんのママさんはずーっと前から仲良しだったんだって

『パパさん、ママさん大丈夫だよ、ありがとう』

空ちゃんは私が目を覚ます間の2日間学校休んだんだって

もうほんとに感謝しても仕切れないくらい

みんなありがとう……そう思った出来事だった

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