天然美女との過ごし方(仮)

桜side

7月に入って体育祭が近づいてきている今日
空ちゃんに変な質問された

『桜ってさ、太陽のことどう思ってる?』

『え、太陽くん?』

『そ。』

『んー……優しくて落ち着く』

『あとは?』

『かっこよくて甘い……』

『甘い?』

『太陽くんなんかいつも甘い匂いするの』

『あー笑そういうことか』

『なんでだろうなぁって最近ずーっと考えてた』

そう太陽くんとすれ違う時とか隣にいる時ふわーんって甘い匂いがする

私の中で甘い匂い=太陽くん

ってなってるんだ

変に香水とかつけているより全然いい

むしろ落ち着く

『太陽甘いの好きだからね、何かしら甘いのいつも口に入れてるよ』

『そうだったの?!あ、だからか……』

『なにが?』

『これ……太陽くんに内緒なんだけど。この前太陽くんの洗濯物畳んで部屋に置きに行った時太陽くんお出かけしてていなくて洗濯物置いて部屋出ようと思ったんだけど妙にいい匂いしてそのまま寝ちゃったの。
起きてから気づいたんだけどね、太陽くんの部屋のテーブルにお菓子入れがあって全部甘いやつだったの』

『ほほーん』

『それでねそのお菓子入れ開けた時ふわーんって甘い匂いがして太陽くんがそばに居るみたいで妙に安心しちゃって』

『なになにそれ〜!惚気?!』

『……惚気……とは……』

『もーう、じゃあ太陽にドキドキしないの?』

『あ……』

『したんだ』

前にドキってしたときがある

髪の毛アレンジしたとき可愛いって言われてどきってした

でもあれはきっと男の子に慣れてないからだろうし…

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