天然美女との過ごし方(仮)
『……はぁなんでこうなってるんだろ』

『それは桜が鈍感で素直じゃなくて〜』

『鈍感?……って空ちゃん?!いつから……』

『ため息つきながら玄関から出てきたあたりから』

『最初っからじゃん』

『太陽まだ意地はってるの?』

『なに意地はってるって』

太陽くんは意地なんかはってない

わたしのこと嫌いになったからだもん

『いつまで避けて避け返してってやってるの?』

『わかんない。でも太陽くんに話しかけられた』

『え!なんてなんて!』

『今日の体育祭のお弁当頼まれた』

『んで作ったの?!』

『うん』

……でも仕方なくだもん

……たまたま早く起きちゃったから

空ちゃんは騒いでたけど冷静にわたしは心を落ち着かせた
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