天然美女との過ごし方(仮)
そしてリビングに戻るといつもの優しいお父さんがいて……

『桜、今日は肉じゃがだぞ!』

『やった、お父さんありがと』

機嫌を損ねないように喜んでありがとって言う


夕食を終えて自分の部屋に戻る

その頃に大体玄関の開く音がする

『……うみにぃ帰ってきた』

わたしは人より耳が敏感で音を察知するのなんてお手の物だと思うし怒ってるとか悲しんでるとか人の表情なんかも人より敏感に察知できる

きっとこれもお父さんにやられてきたからだと思う

そんな私の唯一気の休まるところが学校なんだ

学校にいる時だけは何もされない

学校に住みたいって思ったことがあるくらいだ

早く明日にならないかな

そう思って今日も目を閉じる……。


< 5 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop