向日葵のような君へ~前編~

美月side

光琉は私の腕を引いて歩き出した。

今ここにいるのが私はしんどかったからそれがとても助かった。

けど、智也は私の手を掴んで止めてくれた。

私はまだ智也のことが好きだからとても嬉しかった。

でも…

次に言われた智也の言葉が私の胸を鋭いナイフのように切りつけた。

私は智也の邪魔なんでしょ?

なのになんでそんな事言うの?

私はもう我慢の限界だった。

気づけば私は泣いていた。
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