向日葵のような君へ~前編~
約束の日
次の日も次の日もまた次の日も私の手紙の内容はどんどん酷くなるばかりだった。

毎日のように誰かから『死ね』と言われ時には、『 殺す』とも言われ…

そんな日々が続いて私の心は崩壊寸前だった。

それに、

私はまだ智也と陽菜と元通りになれていない。

だから以前玲奈ちゃんに言われた

『みんなに捨てられた。』『ひとりぼっち』

の言葉が頭から離れない。

大会が近くて頑張ってる光琉にも言えなかった。

私は思い知った。

今まで手紙があっても大丈夫だったのは光琉や智也、陽菜がいてくれたから。

私が強くなった訳じゃない。

結局1人だと何も出来ない弱虫なんだと…
< 131 / 356 >

この作品をシェア

pagetop