向日葵のような君へ~前編~
光琉「おい智也、ここは任せてお前は美月の所へ行ってこい。」

智也「何から何までありがとうな。」

光琉「別にいいよ。だから、あとは頑張れよ。もう逃げんなよ。」

そう言って光琉は俺に微笑みかけた。

俺は思わず泣いてしまった。

光琉「ったく、お前の泣き顔見るの今日で2回目だぞ。」

智也「うるせー…」

光琉「お前もあいつと似て泣き虫だな。」

智也「あいつって美月か?」

光琉「おう」

俺は驚いた。あの美月が泣き虫だなんて。

光琉「だからきっと今も泣いてるよ。だからとっとと行ってこい!」

俺はその言葉を合図にあいつの元へ駆け出した。
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